借金問題について解決方法を紹介します
「借金の返済が滞っている」「借金があるけれど誰にも相談できない」このような悩みにお答えいたします。この記事では、借金の悩みについて、解決法を解説しますので、ぜひお役立てください。
借金の相談先
借金について悩んでいる場合、下記の相談先へ相談できます。- 国民生活センターや消費生活センター
- 市町村や司法書士会、弁護士会の無料相談窓口
- 弁護士事務所
- 司法書士事務所
借金の相談は、家族や友人、会社にはとてもできないという方も多いです。そのため悩みを抱え込んでしまい、追い詰められ、苦しい思いをしている方も多いのではないでしょうか。借金で苦しんでいるのであれば、一人で悩んでいると、精神的に追い込まれてしまいますので、ぜひ弁護士や司法書士にご相談ください。話すだけでも、精神的に楽になるはずです。
また、弁護士や司法書士といった専門家では、借金の具体的な解決策も提示できます。専門家は多くの借金の悩みを解決してきていますので、相談者に寄り添って相談を行います。相談は無料でおこなっている事務所も多く、まずは気軽にご相談頂くことが大事です。
借金の解決方法
借金の解決方法は下記の4つが上げられます。- 親族や家族に助けてもらう?
- 借り換えやおまとめローンを利用する?
- 相続放棄や限定承認をする
- 債務整理をする
それぞれ具体的に解説します。
親族や家族に助けてもらう?
親族や家族に助けてもらうのも一つの方法です。しかし、親族や家族にばれたくない、迷惑をかけたくない方も多いでしょう。そもそも借金をしている事実を打ち明けなければならないため、一番身近ですが、とてもハードルが高いといえます。また、親族に借金を肩代わりしてもらった場合、根本的な解決にはならず、また借金をしてしまうケースが多いため、注意が必要です。
借り換えやおまとめローンを利用する?
借り換えやおまとめローンを利用すれば、利息を減らしたり、返済先を1カ所にすることはできます。しかし、借り換えやおまとめローンでは、借金の総額は減らないため、多くのケースでは支払いは楽にならず、問題の先送りとなるだけということが多いです。また、借り換えやおまとめローンを利用してしまったために、個人再生手続きが使えなくなってしまうケースもあります。借り換えやおまとめローンの利用には、くれぐれも慎重な検討が必要です。
相続放棄をする
借金を相続によって引き継いだ場合には、相続放棄を裁判所に行うと相続せずに済みます。ただし、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヵ月たってしまうと、手続きができなくなってしまいますので、注意が必要です。この「3カ月」の期間については判断が難しいため、弁護士や司法書士にご相談いただいた方が良いと思います。相続が発生した際には、借金がある可能性もあるので、弁護士・司法書士などの専門家をご利用ください。
債務整理をする
債務整理とは、借金の返済を楽にしたり、借金を減額したり、借金をなくす手段の総称で、債務整理が一番現実的かつ根本的な借金問題の解決方法です。具体的には、下記のような手段があります。
- 任意整理
- 民事再生(個人再生)
- 自己破産
債務整理を個人でおこなうのは難しいため、司法書士や弁護士へ依頼することになります。なお、全国から相談を受け付けている事務所もありますが、生活再建のための就労支援や居住支援、家計相談等を行わず、債務整理の方法もとてもずさん、という事務所が多く見られます。債務整理をしても、無理な内容のためにすぐに払えなくなった、報酬が高額すぎて、支払いが厳しい、といったケースも多いです。
債務整理は地元の司法書士や弁護士にご依頼いただく方が、就労や福祉などの地域のことも熟知していますので、根本的な解決に繋がります。また、地元で顔を合わせて何度も打ち合わせできますので、良い結果が得られます。