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借金のお悩み~住宅ローンがある場合~

Aさんは、住宅ローンを組んだ段階では、夫婦共働きであり、また、残業も多く、ボーナスも今よりはるかに多い状況でした。まだ、子どもがおらず、出費も少なく、夫婦二人で旅行に行ったり、相当な余裕がありました。

しかし、勤務先の業績が悪化し、残業は大幅減、ボーナス激減となりました。
めでたく子ども2人を授かり、育休制度がなかった妻は退職し、パートで働くようになりました。
住宅ローンを組んだ当時より収入も少なく、住宅ローンの支払いが厳しくなってきました。

Aさんは、自動車が故障したため、ローンを組んで中古車を購入しました。

この借り入れがきっかけとなり、家計が回らなくなってしまいました。
足りない分は消費者金融と銀行カードローンで借り入れ、ボーナスで何とか返していましたが、数年たち、ついに5社とも限度額いっぱいとなってしまいました。

住宅を売却し、破産をするしか方法はないのでしょうか。

【解決方法】
こういった住宅ローンがあるケースでは、住宅ローンの延滞をしてしまうと、住宅を売却して清算しなければならない状況に追い込まれてしまうこともあります。
また、延滞はなくとも、借金を支払える見込みがとてもない、という状況になることがあります。

こういったケースでは「民事再生(個人再生)」手続きが効果的です。
住宅を手放すことなく、借金の整理が可能です。
住宅ローンのリスケジュールも可能ですし、延滞があっても利用可能です。
既に競売申し立てをされているケースでも、時間的にまだ間に合うケースも多くあります。

住宅ローン以外の借金は、概ね5分の1まで減額され(最低額100万円)、
減額された債務を3年~5年の利息なしの分割払いとなります。